インナービューティ、売れる理由と最新事情💙
こんにちは、フィーチャリングです。
夏本番、バカンスシーズンには気温が上がると同時に「セルフケア」への意識が高まるタイミングでもあります。
年々気温が上がりつつあり、今年は9月に入っても暑い日が続きましたね。
そんな中、韓国ではこの夏、インナービューティ商材を軸にしたマーケティングが活発に展開されていたのをご存知でしょうか？
特にインフルエンサーを活用したプロモーションの中でも、その存在感が一段と増していたのが印象的です。
今回は、韓国のインナービューティブランドが夏シーズンに展開していたマーケティングのポイントを振り返りながら、日本でのマーケティングにも活用できるヒントをご紹介します。🔥
出典：윰 YUMさん YouTubeチャンネルより
韓国のMZ世代の間で「スローエイジング」への関心が急上昇しています。
スローエイジングとは言葉の通り、「老化を止める」のではなく、
「時間の流れを自然に受け入れながらも、肌や体調を事前に整えていこう」という考え方を意味しています。
その流れで、20代後半からインナービューティに関する商品を取り入れる人が増えているのです。
実際に韓国では、ファッションECサイトである「MUSINSA」にて、インナービューティ商品の取引額が前年同月比15倍に急増。
韓国大手ドラッグストア「OLIVE YOUNG」も、トレンド予測に「インナービューティ」を挙げ、
コラーゲンやダイエット系など機能性食品の商品棚を拡張しました。
日本でも同様の流れが見受けられます。
資生堂の「ザ・コラーゲン」シリーズや、FANCLの「ディープチャージ コラーゲン」は、
若年層からの支持が高く、すでに美容習慣の一部として定着しつつあります。
また、オルビスの「ディフェンセラ」は、飲むスキンケアという新しいアプローチによってヒットし、
「インナービューティは一度きりではなく、毎日の習慣」であるという認識を広げることに成功しました。
20〜30代を中心に「飲む美容」「食べる健康」への意識が急速に高まっており、
特にドラッグストアやコンビニで手に取りやすい形の商品設計はチャンスになりそうです。
ポイントは、インナービューティが「健康食品」にとどまらず、
「機能性＋感性」の両面を打ち出せるカテゴリーであるということ。
ブランドにとってはストーリーテリングやブランディングを比較的仕掛けやすいため、
インナービューティーにおいては、他の方法よりもインフルエンサーマーケティングとの相性が良い傾向にあります。
出典：현이네さん YouTubeチャンネルより
ブランドがインフルエンサーに依頼する際、単なる商品の紹介だけでは足りません。
「なぜ飲み始めたのか」という背景ストーリーを一緒に発信させることで、視聴者の共感を得やすくなります。
💬 例えば、こんな形の構成がおすすめです
✔️ 会社員Vlog：残業続きで疲れ気味
👉 消化と腸の健康維持のための乳酸菌を紹介
✔️ ママVlog：出産後の肌悩み
👉「頑張るママ」像と結びつけてコラーゲンを紹介
✔️ ファッションYouTuber：夏の旅行前にダイエット
👉失敗談と共にダイエットの成功をサポートする商品の紹介
また最近では、無理なく続けられるという点を強調するために、「味」も非常に重要な要素となっています。
例えば「チョコミルクみたいな味」「オレンジジュースのように飲みやすい」といった表現が説得力を高めている傾向にあります。
日本でも「共感を生みだすストーリー構成」が浸透してきています。
たとえばYouTubeやInstagramでは、「在宅ワークで運動不足」「子育て後の美容ケア」といった日常の悩みを起点に、
インナービューティー商品を紹介するコンテンツが人気です。
出典：이손 esonさん YouTubeチャンネルより
インナービューティは一度で劇的な効果が見える商品ではないため、「毎日の習慣」として続ける必然性を納得させる必要があります。
そこで役立つのが「ルーティン系動画」です。
💬 例えばこんな形の構成がおすすめです
✔️ ランニング系インフルエンサー：
日焼けや乾燥対策としてVLOGにインナービューティを組み込む
✔️ 会社員インフルエンサー：
夜更かしや残業で崩れた肌を、毎日のサプリ習慣でケアする形
日本でもInstagramで「#美容習慣」「#モーニングルーティン」など、
日常を切り取ったルーティン投稿が増加していますよね。
様々なカテゴリーのコンテンツがある中で、「インナービューティーを続ける意味」を訴求できるかどうかが
勝負どころではないでしょうか。
まとめ
韓国で急成長しているインナービューティブランドの多くは、
単なる「サプリの紹介」ではなく、「摂取の背景」と「習慣化させるストーリー構成」をセットで見せることで購買につなげています。
日本でも以前に比べ、20代、30代のインナービューティへの関心が高まっているため、
この流れに乗って生活文脈にうまく溶け込む発信ができるインフルエンサーを活用することが次のカギになりそうです！
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