こんにちは、フィーチャリングです。
コロナ以降、「健康」をライフスタイルとして楽しむ動きが広がり、
韓国ではランニングが再び人気のアクティビティとして注目されています。
特に2024年以降は「ランニングクルー」と呼ばれるコミュニティが拡大し、
そこで活動するランニング系インフルエンサーにも熱い視線が集まっていること、ご存知でしたでしょうか 👀
こうした流れの中で、スマートウォッチやランニングウェア、サプリメント、食事管理アプリなど、
ランニングを軸に幅広いブランドが関わり、アピールできる機会が生まれているのがポイントです。
このトレンドは、日本でも応用が可能です。
例えば、東京マラソンや地方のシティマラソンに参加するランナーをターゲットにした取り組みや、
インフルエンサーと連動した「大会前後のルーティン発信」などは、ブランドとユーザーの自然な接点をつくることにつながるでしょう。
すでに様々な事例も見受けられます。
本記事では、そんな韓国での最新ランニングマーケティング事例を紹介していきます!🙌
日本国内のブランドさんにとってもヒントになるような内容であれば幸いです。
出典:소울정さんYouTubeより
ランニングインフルエンサーのフォロワーは、健康・運動といった
大きなカテゴリの中でも「ランニング」に特化した関心を持つ層です。
彼らは目的意識が明確で、関連商品の購入意欲が高いため、
ランニングシューズやウェア、スマートウォッチ、サプリメントなどの訴求に非常に相性が良いという特徴があります。
ランニング系コンテンツは、日々のランニングルーティンや距離・タイムの記録、目標達成の過程をシェアすることが中心。
そこにシューズやウェア、サプリメントといったアイテムを自然に組み込むことで、広告感を出さずにブランド価値を伝えることができます。
特に Strava や Nike Run Club、Garmin などのアプリ連携で「実際の走行データ」を示すと、さらに信頼感が高まります。
ランニングは「運動」以上に、自己管理・達成感・ルーティン・マインドセットと強く結びついています。
ブランドが機能性だけでなく「ライフスタイルの価値観」や「自己投資」といったメッセージを届けたい場合、
インフルエンサーのリアルなストーリーと組み合わせることで、更に深い共感を生み出しやすくなります。
韓国ではランニングインフルエンサーが、ランニングクルーやブランド主催のランニングイベントに積極的に参加しています。
ブランドはここを起点に、下記のような施策で、
オンライン×オフラインの相乗効果を狙うことができます。
ランニングは数値が伴うアクティビティです。
距離、タイム、ペースといったデータは、
機能性商品の効果を証明する説得力ある材料になります。
また、ランニング初心者からフルマラソン完走までの「成長ストーリー」に
商品を組み込めば、共感性と購入欲求を同時に高めやすくなります。
出典:지니몬JINIMONさんYouTubeより
ランニングインフルエンサーの魅力は「 꾸준함=継続性 」にあります。
日々の記録を軸にコンテンツを発信しているため、フォロワーにとって
信頼感の高い情報源となり、結果的に自然なライフスタイルの中で
ブランドや商品を紹介できるのが強みです。
ランニングを特別に演出するのではなく、日常の一部として淡々と見せることが効果的です。
こうしたコンテンツに、ランニングシューズ・スマートウォッチ・機能性ウェア・サプリメントなどを自然に差し込むのがベスト。
特に大切なのは、ドラマチックな変化よりも
『「コツコツ続けている日常」の中で商品が馴染むこと』です。
例えば、「毎朝6時に5km走る」という習慣を繰り返しシェアすることで、
その誠実なルーティンと一緒にブランドへの信頼感も積み重なっていきます。
ブランド価値観と合うインフルエンサー、
特に「日常をVlogで発信するタイプ」や「ルーティン投稿を続けるタイプ」との相性が抜群です。
出典:소터플라이さんYouTubeより
ランニングは手軽に始められる一方で、間違ったフォームや無理な走り方でケガをしやすいという側面もあります。
そのためインフルエンサーは、正しい走り方やケア方法を伝える
「情報コンテンツ」を発信する傾向にあります。
ここでは必ず、専門知識を持つインフルエンサーや、競技経験者との協業が重要です。
そうすることで信頼性と専門性が高まり、商品の説得力も増します。
例えば:
こうした情報の中に、おすすめシューズ、サプリ、プロテクターなどの「推しアイテム」を自然に
差し込むことで、役立つ+買いたくなる両方を満たすことができます。
出典:고재영さんYouTubeより
ランニングインフルエンサー施策の中でも、最もエンゲージメントが高いのが
「チャレンジ型コンテンツ」です。
「1か月で100km走る」「21日間の早朝ランニングに挑戦」など、
期限や目標が明確な企画はシリーズ化がしやすく、達成の過程そのものがストーリーになるため、
フォロワーの再訪や参加を自然に促すことができます。
特にスマートウォッチ、ランニングアプリ、ランニングシューズといった商品は、
チャレンジの過程で無理なく・自然に露出できるのが大きなポイント。
といった形で、広告っぽさを抑えながらも商品の価値を伝えることが可能です。
このようなチャレンジ型コンテンツは、
「その後どうなったんだろう?」というフォロワーの好奇心を引きつける傾向が強いため、
ブランド側にとっても、高い注目度を得られる有意義な戦略といえます。
出典:キンパッチプさん関連Instagramより
Z世代は「かわいいから欲しい」だけではなく、「本当に役立つかどうか」にも敏感です。
だからこそグッズコラボでは、実際に使っているシーンをレビュー形式で見せるのが効果的。
韓国では、日常での活用シーンをうまく見せるプロである「レビュー系インフルエンサー」とのコラボが人気です。
日本でも、文房具やライフスタイル雑貨を紹介するYouTuberやTikTokerに「使って便利」「持っていて楽しい」などの利便性に関しても
具体的に宣伝してもらえると、より良い反応を得られるのではないでしょうか。
韓国では、人気インフルエンサー「Jiwon」さんが、
韓国で注目のキャラクター「マルは子犬」とコラボしたエチュードのコスメを紹介。
インフルエンサー自身の雰囲気と、キャラクターの世界観がマッチしたことで、
SNSでも「可愛すぎるコラボ!」と好評でした。
日本でも、例えば「ちいかわ」や「ハチワレ」といったキャラクターと、ほんわか系のインフルエンサーを組み合わせると、
ファンから自然に共感が集まりそうです。
韓国のインフルエンサー「キンパッチプ」さんは、
文房具ブランドとコラボし、本人をデザインしたNFCキーホルダーを発売。
彼女自身のキャラクター性や発信してきたテーマとつながる内容だったため、ファンから大きな反響を得ました。
日本でも、料理系インフルエンサーとコラボした「レシピ入りエコバッグ」、旅系インフルエンサーとの「限定トラベルポーチ」など、
発信内容とリンクするオリジナルグッズならファンが熱量を持って反応してくれるはずです。
グッズは今や、「おまけ」ではなくコンテンツそのもの。
繰り返しにはなりますが、とにかく今のZ世代は「かわいい」だけでなく
「役立つ」「自分らしさを表現できる」ことを重視しています。
また、最近は YONO(You Only Need One)=「本当に必要なものをひとつだけ」という消費トレンドも広がっており、
そこに響くようなグッズ企画やコラボも効果的ではないでしょうか。
世界的にも人気なキャラクターが多数生まれている日本では、
インフルエンサーの世界観×キャラクター、レビュー動画×実用的グッズといった掛け合わせを意識することで、
韓国のようにグッズを軸にしたマーケティング展開も十分に期待できそうです。
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