こんにちは、フィーチャリングです。
SNSが発達する前までは、
育児のドタバタや子供との日常を「リアルタイムで」他の人と共有するなんて想像もしませんでしたよね。
育児といえば家庭の中で完結するもの、もしくは親しい友人や家族にだけ話すもの、という認識がありました。
しかし、今ではSNSやショート動画を通じて日々の育児の様子をありのまま発信し、
同じ立場のママやパパと気持ちを分かち合うことが当たり前になってきています。
そうした流れの中から自然と生まれたのが「育児インフルエンサー」です。
この育児インフルエンサーは、韓国ではブランドにとって「任せて安心」なチャンネルとして定着しています。
日々の育児のリアルや正直なレビュー、そして「同じママ」という共感が強い信頼感を生み出し、
育児ジャンルがインフルエンサー市場でもトップクラスの存在感を持つようになったためです。
ただ最近は、この構図にも少しずつ変化が出ています。育児インフル自体の影響力は依然として強いものの、
親世代のコンテンツ消費スタイルが変化しており、それに合わせた新しい戦略が求められるようになっているのです。
今回は、そんな育児インフルエンサーに関する内容をお届けします!
出典:조두팔さんYouTubeより
韓国では最近、1990年代後半から2000年代初頭に生まれた MZ世代 が
育児の中心を担うようになっています。
彼らはデジタルネイティブらしくSNSやショート動画を使いこなし、
育児に関する情報収集や日常のシェアを積極的に行っています。
この世代の親たちは「ベビーディギング(Baby Digging)族」とも呼ばれています。
SNSやショート動画といったデジタルプラットフォームで自ら情報を掘り下げ、
実際に試して評価しながら、自分の基準で子どもに合った最適な育児法を見つけ出していく
傾向が見受けられます。
また、彼らは効率を重視し、自分の時間や趣味を大切にする傾向も非常に強いです。
たとえば、市販の離乳食やお惣菜をうまく取り入れて時間を確保し、
シンプルで合理的な育児スタイルを好みます。
さらに、「親だからこうあるべき」という枠に縛られず、
親である自分も、一人の個人としても楽しみたいという欲求を持っていることです。
子どもとの時間を大切にしながらも、自分自身の趣味や自己投資の時間を確保することにも
積極的で、そのバランスを取ることがMZ世代育児のスタンダードになりつつあります。
特徴的なのは「家族全員が育児に参加する」という点です。
パパが育児Vlogの制作に積極的に登場するなど、「家族クリエイター」として活動するケースも少なくありません。
親としてのリアルな姿を率直に見せながら、同じ立場のママやパパとつながることを重視しているのです。
MZ世代ママ・パパの特徴をまとめると以下の通りです 👀
最近は日本でも、MZ世代の親たちによる育児情報の発信が増えてきています。
以前は、日常をリアルタイムで共有しやすい X(旧Twitter) が育児関連の情報発信の中心でした。
しかし最近では、InstagramやTikTokを使った投稿も目立つようになっています。
「#ワーママ」や「#育児アカウント」といったハッシュタグが人気で、
パパも動画に登場する家庭が増えていますよね。
さらに、育児グッズのタイアップ投稿や、ママ・妊婦向けのスキンケア広告など、
ブランドの発信方法もますます多様化しています。
SNSを通じて育児のリアルな共感を得たり、
役立つ情報を手軽にチェックしたりすることが当たり前になってきました。
InstagramやTikTokでは動画や画像で育児の日常やアイテムの使い心地をシェアし、
Xでは短文でリアルタイムの報告をする、といった使い分けも進んでいます。
こうした流れから、日本でも「共感型コンテンツ」の重要性が高まっており、
単なるレビューや広告だけでなく、リアルな体験や日常を通して親たちの心に届く
情報発信が求められるようになっています。
出典:@chaechaetvさんInstagramより
以前は「商品の詳細を伝えるレビュー」が重視されていましたが、
いまは「感情的に共感できるコンテンツ」の方がより大きな反応を生んでいます。
たとえば、「育児でとても疲れた一日、子どもを寝かしつけた後に夫と楽しむ一杯のビール」といった、リアルで率直な日常のシーン。
こうしたコンテンツが、同じ立場の親たちの共感を呼び、強いエンゲージメントにつながっているのです。
韓国では、ショート動画で育児の疲れや夫婦のちょっとした時間を描くchaechaetv(채채TV)が、
フォロワー7万人ながら平均動画再生数20万回と、高い反応を得ています。
日本でも「育児あるある」をテーマにしたTikTokやYouTubeショートは、
比較的短い動画でも視聴者の関心を集めています。
また最近は、「育児アイテムで差がつく」と言われるほど、
育児においてアイテムの存在感がどんどん大きくなっています。
親が日々感じる大きな悩みから小さな不便まで解決できるようなアイテムをインフルエンサー自身が選んで実際に使い、
その体験をシェアすることで、ブランド広告以上の信頼を得られています。
特に、単に製品の機能を説明するだけではなく、
「これがなかったら大変だった!」というリアルな瞬間をショート動画で見せることが、
最も効果的な紹介方法とされています。
例えば:
といった体験をそのまま映像に収める、といった具合です。
こうしたシーンを自然にショート動画に落とし込めば、「なんとなく良さそうだから買った」のではなく
「本当に必要だから探して買った」商品として伝わりやすく、結果的に購買にもつながりやすくなります。
重要なのは、インフルエンサーが単なる商品リストの紹介にとどまらず、
わが子が毎日使う生活ルーティンの一部としてどれだけ自然に組み込めるか、という点にあります。
MZ世代の親たちは、SNSやショート動画を通じて 育児のリアルな日常や情報を積極的に発信し、共感や信頼を大切にしています。 韓国・日本ともに、育児インフルエンサーを活用したマーケティング戦略は、 単なる商品のレビューや広告だけではなく、日常に溶け込んだリアルな体験を伝えることがポイントです。 ショート動画を軸にしたマルチチャネル展開や、家族全員の登場による信頼感の強化、効率的で役立つ情報提供などは、 MZ世代に響く要素として特に注目されています。
韓国の場合、弊社の影響力分析ソリューション「Featuring(フィーチャリング)」の検索機能では、 育児インフルエンサーが常に上位にランクインしており、ブランドもここから反応の高いインフルエンサーを見つけています。 インフルエンサーを探す際には、子どもの年齢もチェックポイントとなります。 たとえば、フィーチャリング検索機能にて「2歳の赤ちゃん」と検索して最新投稿順に並べると、 最近コンテンツを投稿した、該当年齢の子どもがいるインフルエンサーをすぐに見つけることができます。
日韓クロスボーダーでマーケティングを実際に運営しているマーケターの方や、今後検討している企業にとっても、 こうしたソリューションや検索機能の活用方法を押さえておくことは、とても役立ちます。 業務の効率化につながるだけでなく、成果の最大化にも直結するポイントです。
弊社Featuringでは、日本のパートナー企業である株式会社フラッグさんと連携し、ソリューションに関する無料トライアルのご相談も承っております。
また、フィーチャリングサービスを活用した日韓マーケティング代行運営も承っております。
日韓に詳しいマーケターが費用対効果をも見据えたマーケティングをご提案します。
ぜひお気軽にご相談ください!
featuring SNS チャンネルはこちら
© 2025 Featuring Corp.