こんにちは、Featuring(フィーチャリング)です。🌟
最近、Y2K(2000年代初頭のカルチャー)や平成レトロが、日本や韓国のZ世代を中心に注目を集めています。
SNSやインフルエンサーのコンテンツを通して、当時のファッションやカルチャーが現代風にアップデートされ、
新しいトレンドとして楽しまれているのです。
今回は、韓国の事例を中心に、日本のZ世代トレンドとの比較も交えてご紹介します。
画像:짜잔씨 misstadaさんのYoutubeより
まず、この「Y2Kコンテンツ」が現在多くの人を惹きつける訳について、大きく3つの理由に分けて考えてみました。
今の10〜20代にとって、2000年代初頭はリアルタイムで体験していない時代。
VHSっぽい映像やガラケーのセルカフィルター、レトロな音源は「古臭いもの」ではなく、
「新しいカルチャー」として受け取られています。まさに未知の世界を旅するような感覚で楽しんでいるんですね。
一方で、30〜40代にとってY2Kは学生時代や青春の記憶そのもの。
ほんの数秒の映像や音楽を見聞きするだけで「あの頃の自分」が鮮明によみがえります。
だからこそ感情的に共鳴しやすく、ポジティブに受け止められやすいのではないでしょうか。
Y2Kの面白いところは、ただ昔の時代を振り返るだけに留まらず、「今の時代に合った形」で再解釈されていること。
映像や音楽は当時の雰囲気を取り入れつつも、編集やSNSでの見せ方は現代仕様。
過去と現在のバランスが絶妙に取れているからこそ、若い世代も違和感なく受け入れられているのだと感じます。
昔をのぞき見る楽しさと懐かしさが同時に味わえ、さらに現代風にアレンジされているからこそ、
Y2Kは世代を超えて盛り上がるカルチャーになっています。
日本でも韓国と同じように、Z世代を中心にレトロカルチャーが盛り上がっています。
よく耳にするのが「平成レトロ」という言葉。名前は違いますが、
根本にある「世代を超えて楽しむレトロ感」という意味ではY2Kととても似ています。
ただし、中身を見てみると少しニュアンスに違いが。
韓国で言うY2Kは、2000年代初頭のグローバルなファッションや音楽、デジタル文化の再解釈に寄っている一方、
日本の平成レトロは範囲が広く、プリクラやガラケー、渋谷のギャル文化、J-POP黄金期の雰囲気まで、
「平成の空気感」全般を指すことが多いんです。
つまり、韓国のY2Kは、当時のグローバルカルチャーをおしゃれに「リミックス」したスタイル、
日本の平成レトロは、生活や街の雰囲気そのものを「まるごと再現」する体験型スタイルとして、
どちらも「Z世代にとっては新鮮で、30〜40代にとっては懐かしい」という二重構造を持っているという
共通点があります。違うのは、その切り取り方や楽しみ方のアプローチです。
最近では、日本のZ世代の間でもY2Kという言葉がそのまま使われるケースも増えてきていますが、
より生活に根ざした「平成レトロ」という言い方もまだまだ人気です。
韓国のY2Kと日本の平成レトロ、同じようでいて微妙に違うこの感覚の差も、両国のカルチャーの面白いところかも
しれません。
出典:랄랄 (ralral)チャンネルより
ラルラルは元々コメディ系YouTubeチャンネルで知られていますが、
最近は90年代ガールズグループ風の新人歌手『ユル』として新たなコンテンツを展開しています。
90年代R&Bを現代風にアレンジした楽曲「アニラゴマレヨ(ちがうって言って)」をリリースし、
韓国のジニー最新チャートで1位、メロンHOT100にもランクインするなど大きな話題に。
音楽、ビジュアル、世界観まで統一されたY2Kコンテンツとして、多くの注目を集めています。
特に注目したいのは、キャラクターの世界観や音楽の方向性までしっかり作り込まれていること。
単なる懐かしさにとどまらず、現代のZ世代が違和感なく楽しめる形に再構築されていることが、
成功の秘訣であると考えられます。
出典:2005채연(チェヨン)チャンネルより
最近韓国では、かつて大人気だった芸能人が「全盛期の姿そのまま」で再びコンテンツに登場するケースも
増えてきています。
これまでのY2Kコンセプトは、インフルエンサーが「当時の雰囲気をカバーする」スタイルが主流でした
(例:キル・ウンジのファッション系コンテンツなど)。
ところが最近は、その時代を実際に生きた本人が再登場する「本物感のあるコンテンツ」へと進化しています。
こうした流れも、当時を知る世代には「懐かしさ」を、 初めて触れる世代には「新鮮さ」を届け、世代を超えて
共感を呼び起こす「レトロ共感型コンテンツ」へと広がっている証拠ではないでしょうか。
この「本人再登場型Y2Kコンテンツ」は、ただ昔を再現するだけではなく、実際の当事者が戻ってくることで、
よりリアルでグッと引き込まれる感覚を生み出しています。
ブランドにとっても、過去のキャンペーンや広告モデルを活用して、世代を超えた感情的なつながりを作る
絶好のチャンスになっています。
たとえば、歌手チェヨンのYouTubeチャンネルでは、チャンネル名・サムネイル・カバー曲・字幕スタイルまで、
当時のムードを丁寧に再現。細部まで一貫した演出が、より強い共感を引き出している代表的な例です。
出典:MarppleShop スーのお誕生日会 公式HPより
過去のモデルやキャンペーンを今の文脈で再解釈することで、世代を超えた共感や感情的なつながりを作ることが
できます。実際、韓国ではハイテクスナックブランド「ヘテ」が、アバタースタースーを起用したポップアップイベント
でY2K感を演出し、大きな話題になりました。
オリオン、ヘテ、スプライト、ニューバランスなど、過去の広告やキャンペーン、人気モデルの印象が強いブランドは、
Y2Kや平成レトロの文脈で再解釈し、再現やコラボを通じて、Z世代から30〜40代まで、世代を超えてアプローチできる
機会ではないでしょうか。
単にインフルエンサーがカバーコンテンツを作るだけの段階を超え、ブランドが実際の過去モデルと一緒に「当時の
雰囲気」を再現する企画は、コンテンツの没入感や話題性がぐっと高まります。
今後の広告やCMがどのように変化していくのか、注目していきたいですね。
出典:NEO平成レトロ展公式HPより
最近、東京にて 「NEO平成レトロ展」 というイベントが開催されているそうです。(今回の記事を書きながらネットで発見、、)
筆者は韓国にいるため泣く泣く諦めたのですが、SNSで写真を見ているだけでも「うわ、平成ってこういう雰囲気だった
よね」と懐かしさがこみ上げてきます。
こうしたイベントが企画される背景にも、やはり 「Y2K」や「平成レトロ」といったレトロカルチャーの再評価の流れが
あるのだと感じます。
韓国でのY2Kトレンドと、日本での平成レトロブーム――呼び方や表現は違っても、共通して「あの頃の空気感を今の世
代が新鮮に楽しんでいる」という点が面白いですね。
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今回は、Z世代との相性が高く、今まさに成長中の「Y2K/レトロコンセプト系インフルエンサー」たちをご紹介します。
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