こんにちは、Featuring(フィーチャリング)です。🐧
今回は過去2年以内に各プラットフォームで見られたインフルエンサーマーケティングの失敗事例をご紹介し、 その原因を分析していきます❣
インフルエンサーの影響力は年々拡大し、ブランド紹介における倫理観や社会的責任への注目も高まっています。
投稿が画面の向こうの人々にどのような影響を与えるかを意識し、ブランド側はその認識をしっかり持ったインフルエンサーを
見極める必要があります。
例えば、世界的に話題となった「#FyreFestival」事件では、多くのインフルエンサーが夏フェスのチケットを宣伝し、
48時間で完売しました。
しかし実際は詐欺イベントで、多くの参加者が被害に遭い、PRに関わったインフルエンサーも大きな批判を受けました。
出典 : bellahadidさんのInstagramより
インフルエンサー自身も、紹介する商品について事前にしっかりリサーチし、
フォロワーに与える影響を考慮することが求められます。
また、ブランド側もインフルエンサーの過去の炎上歴や社会的なトラブルの有無を必ずチェックしましょう。
特にYouTuberなど、高額なコラボ案件や長期契約の場合は、より慎重にリサーチすることが大切です。炎上商法を狙った
マーケティングもありますが、一度ブランドイメージが傷つくと回復が難しいため、十分な注意が必要です。
インフルエンサーマーケティング成功のポイントは、「ブランドとインフルエンサーの親和性」にあります。
ご存知の方も多いかと思いますが、例えば普段は美容やファッションを中心に発信しているインフルエンサーが、
突然ITガジェットを紹介すると、ファン層とのミスマッチが生じ、本来のIT系インフルエンサーに比べて説得力や真実味が
薄れてしまう傾向があります。
実際に、美容・ライフスタイルブロガーのChriselle Lim氏が自動車ブランド「ボルボ」とコラボし、家族と環境・安全について
語る動画を公開した際に、フォロワーからは「普段のライフスタイルと矛盾している」という違和感の声が上がりました。
出典 : chrisellelimさんのInstagramより
日韓関係なく、インフルエンサーマーケティングにおいてはブランドとの相性が成果を大きく左右します。
では、どうすれば失敗を防げるのでしょうか?
◼︎カテゴリーの一致を確認
フィーチャリングのカテゴリー機能で、自社と同ジャンルのインフルエンサーを探しましょう。
コメントの反応から、フォロワー層や関心が近いかどうかもチェックできます。
「フィーチャリング」内、検索結果画面の一部
◼︎契約前に最低10件の投稿をチェック
インフルエンサーと契約する前に、直近10件以上の投稿や動画を必ず確認しましょう。
特に #広告 や #協賛 のタグが付いた広告投稿を見れば、その人が本当にブランドを自然かつ誠実に紹介できるかが分かります。
例えば、3週間前にインナービューティ商品の広告を投稿していた場合、再び同じカテゴリーの商品をすぐに宣伝すると、
フォロワーからの信頼が下がる可能性があります。
そのため、同じカテゴリの商品を一定期間(数か月など)紹介しないという条件を事前に合意しておくことも効果的です。
インフルエンサーにガイドラインを渡す際は、そのまま文章をコピーして投稿してしまうリスクにも気をつけましょう。
コピペ感のある投稿では、そのインフルエンサーならではの世界観や表現、誠実さが失われ、フォロワーに響かない傾向があります。
有名な失敗例として、ナオミ・キャンベルとアディダスのキャンペーンがあります。
ナオミはブランド担当者から送られた文面をそのままコピーし、しかも自分宛の挨拶まで残した状態で投稿。すぐに修正されたものの、
多くのフォロワーにスクリーンショットが拡散されてしまいました。
出典 : naomicampbellさんのInstagramより
こうした事態を避けるためにも、ガイドラインはあくまで参考例として渡し、「必ず自分の言葉で表現してほしい」と事前に
強調しておくことが大切です。
こうしたミスを防ぐには、まず契約段階で「投稿前に必ず事前確認(コンテンツの承認)を行う」ことをインフルエンサーと
合意しておくことが重要です。確認プロセスを設けるだけでも、誤投稿やコピペ感のある文章をかなり減らせます。
さらに、ガイドラインを渡すときは「これはあくまで参考例であり、必ず自分の言葉や体験を交えてほしい」と繰り返し伝えること。
制作の途中でも、こまめにリマインドしておくことで、ブランドのメッセージを損なわないオリジナルな投稿に仕上げることができます。
インフルエンサーとコラボを行う際、自社の商品がインフルエンサーマーケティングに特別な条件や規制が必要な商品かどうかを
必ず確認しましょう。特に、医薬品・医療機器・金融商品などは要注意です。
実際、米国ではキム・カーダシアンがつわり治療薬の広告を行った際、法律で定められた「副作用の全リスト」を明記しなかったため、
FDA(米国食品医薬品局)が介入。投稿の削除と副作用の追記を求められる事態となりました。
出典 : kimkardashianのInstagramより
韓国でも、健康食品や化粧品、医療機器などで「特定の病気に効果がある」と断定的に表現したり、効果を誇張したりすると、
虚偽・誇大広告として規制の対象になる可能性があります。
そのため、こうした商品の場合は、広告に必要な情報がそろっているか、事前に審査や承認が必要かを必ずチェックすることが重要です。
インフルエンサーを活用した広告コンテンツは、今や強力なマーケティング手法の代表格ですが、ほんの少しの見落としが
ブランドイメージを損ねることもあります。社会的責任、ブランドとの親和性、真実味、そして規制への対応、この4つのポイントを
押さえることで、失敗リスクを大幅に減らすことができます。
フィーチャリングでは、ブランドに最適なインフルエンサーの発掘から効果測定まで、トータルにサポート。韓国の最新事例を
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