こんにちは、Featuring(フィーチャリング)です。🐧
2023年以降、インフルエンサーマーケティングは急速に成熟し、多くの企業が戦略の一環として 活用してきました。
そして2025年現在、その重要性はさらに高まり、マーケティング活動において「なくてはならない 施策」として位置づけられています。
一方で、実際に施策を検討・実施する際に、
-「どのKPIを設定すればいいのか?」
-「ROIはどうやって測ればいいのか?」
といった悩みの声も多く聞かれます。
今回では、韓国市場でのKOL(Key Opinion Leader)マーケティングを想定し、 プラットフォームごとの最適な指標や、成果報告のタイミングについて解説していきます。
KOL施策の効果測定で意外と見落とされがちなのが、「成果報告のタイミング」です。
拡散性やアルゴリズムによる露出を考慮せずに早期にレポートをまとめてしまうと、せっかくの「後伸び」のチャンスを見逃す可能性も。
では、コンテンツの形式別に、最適なレポートタイミングがいつなのかを見ていきましょう。
TikTokやInstagramリールなどのショート動画は、アルゴリズムによる露出が成否を 大きく左右します。
2023年に弊社、フィーチャリングが実施した1,200件以上のショート動画キャンペーン分析では、 バズる可能性が最も高いのは公開後2週間以内ということが判明しました。
推奨タイミング:投稿から約2週間後
→ コンテンツが拡散しきるタイミングまで見てから報告するのが効果的です。
Instagramのフィード投稿やYouTubeのブランデッドコンテンツなどでは、ショート動画と異なり、
投稿直後の反応が全体の成果を決定づける傾向があります。
実際、投稿後1週間以内に主要なエンゲージメントが集中するケースが多く、それ以降の大きな伸びは
期待しにくいのが現状です。
推奨タイミング:投稿から5〜7日後
→ 早めに数値を確認・報告して、次の施策にスピーディに活かすことが重要です。
韓国のマーケティングでは、YouTubeを活用したインフルエンサープロモーションが、ブランド認知や
コンバージョン獲得において非常に強力な手段として定着しています。
少し前までは考えられませんでしたが、最近は韓国の俳優やアイドルまでも、個人チャンネルを
運営しながら提供動画も配信していますよね。
日本でも「動画×インフルエンサー」の注目度は高まっていますが、韓国ならではの視点で成果を
どう評価するか、ここがとても重要ではないでしょうか。
韓国は日本と比較して、ショート動画の拡散力が高く、SEOによる検索流入を重視するユーザー層も
多いため、単純な「再生回数」や「いいね数」だけでは判断しきれない部分もあります。
韓国現地で数多くのKOLキャンペーンを支援してきた私たちフィーチャリングでは、
こうしたローカルの動向を反映した「韓国ならではのKPI設計」をご提案しています。
韓国では、YouTubeインフルエンサーとの協業において、「登録者数に対してどの程度再生されたか」
を一つの成功指標とするケースが一般的です。
私たちFeaturingでは、600件以上のYouTubeコラボキャンペーンを分析し、登録者数に応じた
現実的かつ優秀な再生回数の基準値を明確にしています。
✔️10万~30万(マイクロ)
中央値:登録者数の40%以上
上位25%の再生回数基準:163%
上位10%の再生回数基準:400%
✔️30万~100万(マクロ)
中央値:登録者数の30%以上
上位25%の再生回数基準:145%
上位10%の再生回数基準:250%以上
✔️100万以上(メガ)
中央値:登録者数の30%以上
上位25%の再生回数基準:123%以上
上位10%の再生回数基準:200%以上
たとえば、登録者30万人のインフルエンサーであれば、再生回数が43.5万回を超えると
「上位25%クラス」の成功事例と言えるということになります。
日本の企業様が韓国でキャンペーンを行う際にも、単なる数値目標ではなく
「現地基準での成功ライン」を知っておくことが、現実的なKPI設計には欠かせません。
韓国では、YouTube内で商品を探す動きが定着してきています。
実際に以下のような購入意欲の高い検索キーワードが使われています:
-「올리브영 바디로션 추천(オリーブヤング ボディローション おすすめ)」
-「30만원대 명품 가방 추천(30万ウォン台 ブランドバッグ レビュー)」
こうしたキーワードで上位表示されるかどうか(SEO)が、指名検索・購入へ直結するため、
KPIとしてSEO露出を設定する企業も増えています。
私たちFeaturingでは、YouTubeキャンペーンを行う際に、以下のようなSEO最適化プロセスを
実施しています:
① クライアントが希望するキーワードを事前にヒアリング
② 検索ボリュームと競合性を分析し、「勝ちやすいキーワード」をスコアリング
③ スコアの高いキーワードを、インフルエンサーにタイトル・ハッシュタグに含めてもらうようガイド
SEOに強いキーワード選定は、ただ人気なワードを入れるだけではなく、「検索数×競合の少なさ」と
いうバランスが重要です。このようなSEOロジックを活用し、韓国ならではの成果を上げるお手伝いを
しています。
狙いたい検索ニーズを明確にし、それに基づいた設計を行えば、
YouTubeは「売れる導線」に変わります。
韓国向けのインフルエンサーマーケティングをより効果的に進めたい方は、
ぜひ私たち、フィーチャリングにご相談ください。
韓国でのYouTubeインフルエンサーマーケティングでは、「視聴者が実際に広告まで到達したか」が、
キャンペーンの成否を左右します。
そこで注目すべきなのがこの3つのポイントです:
① 平均視聴率・視聴維持時間を見る
視聴者が動画のどのあたりで離脱しているかを把握するための基本指標です。
20分の動画の最後に広告を入れても、視聴者の平均視聴時間が8分であれば、広告は
見られていない可能性が高いのです。
② 広告挿入のタイミングは「中盤」がベスト
韓国でも一般的な傾向として、動画の冒頭は飛ばされがち、終盤はそもそも到達しにくい、という問題
があり、動画の前半〜中盤に自然に入れる構成が効果的です。
③ 事前にインフルエンサーと調整を
どこに広告を入れるかは、事前の打ち合わせで必ずすり合わせておくべきポイントです。
また、YouTube Studioから視聴維持率の共有を依頼すれば、より確かな効果測定ができます。
韓国では近年、YouTubeのショート動画やブランデッドコンテンツでも、ショッピング機能を活用する
ブランドが急増しています。
動画コンテンツの中で購買導線を自然に設計し、CVR(コンバージョン率)やCTR(クリック率)など
の定量的なデータをトラッキングすることが、成果を「可視化」する上で欠かせません。
ここでは、韓国でよく使われている代表的な4つの方法をご紹介します。
① YouTubeショッピング機能を活用して直接購入導線をつなぐ
自社EC(たとえばCafe24など)をお持ちのブランドであれば、YouTubeショッピングタグを
活用して、動画内からそのまま購入につなげることが可能です。
ショートでもフィード型でも連携可能で、ショッピングループの最短設計が実現できます。
② UTM付きリンクで流入元を明確に
概要欄や固定コメントにUTMリンクを設置し、GAなどの分析ツールでクリック率や流入元を追跡する
方法です。特に、スマートストアやオフラインモールなど外部モールと連携する場合にも有効です。
③ プロモーションコードでコンバージョンを測定
インフルエンサーごとに専用のプロモーションコードを配布し、使用された数から実際の購入数や
影響力を把握する方法です。
キャンペーン単位での分析はもちろん、インフルエンサーごとの比較にも役立ちます。
④ 専用のランディングページを作成してパフォーマンスを可視化
インフルエンサー別に専用の販売ページ(LP)を発行し、ページ単位でパフォーマンスを測定する
方法もあります。中長期的にファン化・LTVを見据えた取り組みにも適しています。
韓国では、自社モールを持っているブランドであれば①や④のような施策がベストとされており、
外部モール中心の販売であれば②や③のような方法が現実的です。
いずれにしても、UTMリンクの設計やコードの配布などは事前の準備がカギになります。
韓国市場でのYouTube施策をより精度高く進めたい方は、こういったKPI設計にも
ぜひ注目してみてください。
韓国でもInstagramは引き続きブランドマーケティングの主力チャネルのひとつですが、
単に「リーチ」や「いいね数」だけをKPIに設定するのではなく、ユーザーの「行動」に
着目した指標が注目されています。
韓国の調査会社「オープンサーベイ」のデータによると、ユーザーが投稿を見たあと最も多く
行うアクションは「いいね」でしたが、リール動画の場合は「友だちにシェアする」が圧倒的に
多いという結果も。
こうしたユーザーの実際の反応をふまえてKPIを設計することで、より確かなROIの可視化に
つながります。
① エンゲージメント率(ER)で「質の高い反応」を測る
「いいね」「コメント」などのアクションは、依然として投稿の質を測るうえでの基本指標です。
中でも**フォロワー数に対する反応の割合(ER:Engagement Rate)**は、
インフルエンサーの影響力や投稿の質を定量的に見るのに適しています。
韓国のインフルエンサーマーケティング会社「フィーチャリング」が過去に実施した
キャンペーンのデータでは、ナノ〜マイクロインフルエンサーの方が、メガインフルエンサーよりも
高いERを記録する傾向がありました。
そのため、数値的に見やすい「フォロワー数」だけでなく、ERもKPIとして
組み込むのがおすすめです。
② シェア&保存数が、実は「行動につながる」サイン?
最近の韓国マーケティングでは、「保存数」や「シェア数」も重要な評価軸として扱われています。
特にZ世代は、友だちにコンテンツをすぐにシェアする傾向が強く、Instagramのリールなどで
それが顕著に見られます。
これらはインフルエンサー側のインサイトをもらわなくても、スマートフォン上で確認できる
数値なので便利です。韓国では**「シェア数が3桁を超えたら、ユーザーから支持される投稿」と
評価**することもあります。
また、「保存」は「あとで見返したい」という意志や「商品への関心」を示すアクションと考えられ、
将来のコンバージョンにつながる潜在的なサインとして活用されています。
フィーチャリングのキャンペーン管理ツールをご紹介
インフルエンサーを活用したキャンペーンの効果、どのように可視化・分析していますか?
「フィーチャリング」では、キャンペーンごとに自動で数値を集計し、
分かりやすくレポート化する機能をご用意しています。
時間のかかる手作業を省き、データドリブンな意思決定を支援します。
いいね数やコメント数を、毎回目視で記録するのは大変ですよね。
フィーチャリングでは、インフルエンサーが投稿したURLを登録するだけで、
該当投稿の反応データを自動で取得することができます。
さらに、インプレッションやリーチなどの基本データをインフルエンサーから共有してもらえば、
キャンペーン全体の結果をまとめたレポートを自動で作成。
報告書づくりの手間も大きく減らせます。
「どの投稿が一番よかった?」
「どのインフルエンサーが成果を出していた?」
そんなポイントも、「TOPコンテンツ分析」機能で一目瞭然。
投稿ごとのリーチ・エンゲージメント率などを比較しながら、
特に反応が良かった投稿や、ユーザーが集中して見た時間帯なども把握できます。
次回以降の施策に活かせるヒントが、たくさん詰まっています。
👉 投稿ごとの「いいね・コメント」などの反応を自動集計
👉 キャンペーン全体のまとめレポートを自動作成
👉 成果の高かった投稿・インフルエンサーを特定
👉 反応が集まりやすい時間帯の傾向を把握
👉 報告・分析の作業時間を大幅にカット
フィーチャリングは、
「せっかくやったキャンペーン、きちんと振り返って次に活かしたい」
そんな企業のご担当者さまに、ぜひ使っていただきたいツールです。🌟🙌
弊社Featuringでは、日本のパートナー企業である株式会社フラッグさんと連携し、ソリューションに関する無料トライアルのご相談も承っております。
また、フィーチャリングサービスを活用した日韓マーケティング代行運営も承っております。
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